こころやすらぐソロ・ギター (Vol.1)

リラクゼーション・ミュージック―こころやすらぐソロ・ギター (Vol.1)リラクゼーション・ミュージック―こころやすらぐソロ・ギター (Vol.1)

ヤマハミュージックメディア 刊
発売日 2001-03-26



下のレヴューを読んでいただければ分かるように、ワンランク上の内容となっております。
ソロギターのしらべシリーズでは飽き足らなくなったら是非チャレンジしてみましょう。


アマゾン・カスタマーレヴュー

絶対お薦め 2004-12-15
難易度:中級〜上級本書は、ギターソロそれもクラシックギター向き(CDもクラシックギター使用)に編集された曲集だと思いますが、勿論フォークギター等でも演奏は可能だと思います。この楽譜を是非薦めたい理由が、どれをとっても編曲が実に素晴らしい、否、素晴らしすぎます。ギターソロ譜は探せばJPOPの編曲も最近では結構見かけるようになりましたが、陳腐な編曲が見受けられるのも事実です。ですが、本書は編曲がメインにも関わらずオリジナルに迫るような実に素晴らしいアレンジなのです。それは模範CDを聞くだけでも立派なBGMになる事からも実感できます。
その代わりギターソロに噛み付いたばかりの初心者の人にはちょっと厳しいアレンジレベルだと思います。それでも「ノクターン」や「シチリアーナ」等、初心者でも気軽に演奏できる曲も挿入されているのは心強いですね。もう一つ素晴らしいのが選曲の種類です。今まで多くのギター譜が出版され大抵有名な曲が既刊の物とかぶったりするのですが、本書はそのような曲は殆どありません、かといってマニアックな曲に偏っているわけじゃなく、タイトルは知らないけど聴けば「この曲しってるよ!」という曲が多いのです。だから実際弾き始めてから感動する譜も多いです。
最も素晴らしいと思った曲は「パリは燃えているか」「世界の車窓から」「放課後の教室」「黄昏のワルツ」です。この曲はアレンジの素晴らしさ、選曲の意外性、メロディーリズムの美しさ、全てを満たしています。「パリ」は10年前NHK「映像の世紀」のテーマ曲だし、「放課後」はギターデュオゴンチチの曲ですが、聴けば絶対タイトルを知らなくても分かります。それがこの書の素晴らしい所。確か常盤貴子のCMで使われました。「黄昏」は曲自体は耳にした程度だったのですが、アレンジとメロディーがとても美麗です。演奏会でも披露できそうな完成度です。おそらく大半が過去に編曲されたこと無い初編曲でしょう。他には朝ドラの美しいアレンジ「風笛」、ありふれた選曲でありながら難易度が高い巧みなアレンジでフレットを生かしきる「タイス」、ボディータッピング奏法を織り交ぜた癒し曲「アフロディーテ」、フレットを流れるように弾く難曲「シネマパラダイス」、ファイナルフファンタジーもあります。最後に坂本龍一の曲があります。「エナジーフロー」じゃなく「ラストエンペラー」でもなく「シェルタリングスカイ」をもってくる所が洒落てますね。でも多楽章形式からなる渾身の作品です。とにかく弾いていると楽しい曲ばかりだし、聴くだけも価値あります。


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